「ただいまー」「おかえりー」とドアを開けて帰る。
居間に着くとただならぬ雰囲気がちらつく
早くここを出た方が良さげ
踵を返すと 背中から声が飛ぶ
「なんでシャンプーの殻を入れるの!」
振り返ると食台の上に詰め替えた空の容器がある。
昨日、入れ替えて指定場所に入れたものだ
「だってプラマークがあるから...
そこに入れろって言ったじゃん」
「プラマークがあっても中身が出て汚れるでしょう。
おかげで他の物までシャンプーされちゃって もう」
プンプン! プンプン!
「だって...プラマークは資源ごみだって...」
「だってもくそもない!汚れたものは普通のゴミ!
だからゴミ箱に入れるの! わかった?」
うー うー うー 火に油 ビェーン⁉