カミSamaに熾られた日:紀元前6日(悪い日も良い日もあるさ)

 「ただいまー」「おかえりー」とドアを開けて帰る。

居間に着くとただならぬ雰囲気がちらつく

早くここを出た方が良さげ

踵を返すと 背中から声が飛ぶ

「なんでシャンプーの殻を入れるの!」

振り返ると食台の上に詰め替えた空の容器がある。

昨日、入れ替えて指定場所に入れたものだ

「だってプラマークがあるから...

  そこに入れろって言ったじゃん」

「プラマークがあっても中身が出て汚れるでしょう。

  おかげで他の物までシャンプーされちゃって もう」

 プンプン! プンプン!

「だって...プラマークは資源ごみだって...」

「だってもくそもない!汚れたものは普通のゴミ!

  だからゴミ箱に入れるの! わかった?」

うー うー うー 火に油 ビェーン⁉

紀元前:5日                            紀元前:7日